「インターンシップ」は 5 日以上: 4 類型と、件名に日数があったのは 264 通中 49 通
「インターンシップ」と呼べるのは、就業体験があり、汎用的能力活用型なら 5 日以上、専門活用型なら 2 週間以上のものだけ、という定義が 2022 年の産学の取り決めと三省合意の改正でできた。学生 1 人の受信箱では、就活サイトのインターンシップ関連メール 264 通のうち、件名に日数が書いてあったのは 49 通で、5 日以上か週・月単位のものは 16 通だった。
4 つの類型
| 類型 | 名前 | 中身 | 期間の目安 | 「インターンシップ」か |
|---|---|---|---|---|
| タイプ 1 | オープン・カンパニー | 会社・業界の説明会、イベント | 単日が中心 | いいえ |
| タイプ 2 | キャリア教育 | 大学の授業や、働くことを理解するためのプログラム | 決まりなし | いいえ |
| タイプ 3 | 汎用的能力・専門活用型インターンシップ | 職場での就業体験 | 汎用的能力活用型 5 日以上 / 専門活用型 2 週間以上。期間の半分を超える日数を職場での就業体験に充てる | はい |
| タイプ 4 | 高度専門型インターンシップ(試行) | 大学院生向けの長期の就業体験 | 長期 | はい |
1 日だけのプログラムや、就業体験のないものは、インターンシップではなくタイプ 1 か 2 に当たる。
選考とのつながり
タイプ 3 の条件を満たすインターンシップで会社が得た学生の情報は、採用活動の開始以後に選考に使ってよいことになった。タイプ 1・2 の情報は、この扱いの対象外。
春休み以降に行う専門活用型インターンシップ(2 週間以上)で高い専門性があると判断された学生は、6 月より前に選考を始めてよいという例外もある(日程ルール)。
受信箱では
就活サイトから 7 か月で届いた、件名に「インターン」「仕事体験」「オープン・カンパニー」「〇days」などが入ったメール 264 通のうち:
単位は通。残りの 215 通は件名に日数が書いていなかった。
「1day インターンシップ」と書かれたものは、定義の上ではインターンシップではない。
内定者は内定先のインターンに参加していたか
2026 年卒の内定者への調査(就職情報サイトの運営会社が自社の会員に実施、2025 年 10 月):
- 入社意思の最も高い会社のインターンシップ・仕事体験に参加していた人: 45.6%
- 参加した人の平均参加回数 2.0 回、平均参加日数 4.2 日。日数は「1 日」36.8% が最多、「5 日以上」29.5%(理系は 38.3%)
- 入社予定先への志望度が特に高まったタイミングで最も多かったのは「インターンシップ・仕事体験参加時」20.4%(理系 26.7%)
内定先を見つけた経路は見つけた経路。
申し込む前に確かめること
- 日数: 5 日以上(汎用的能力活用型)か、2 週間以上(専門活用型)か
- 就業体験の日数: 期間の半分を超えて、職場で実際の仕事をするか
- 社員の指導: 現場の社員が指導し、終わった後にフィードバックがあるか
- 選考との関係: 募集要項に「取得した学生情報を採用選考に活用する」旨が書いてあるか
- 名前: 「オープン・カンパニー」「仕事体験」「1day」は、選考と切り離された説明・体験の場であることが多い
読むときの注意
- 類型の定義は、産学協議会の報告と三省合意による。法律ではない。
- 件名だけを数えた。本文や募集ページに日数が書いてあるものもある。
出典: 文部科学省・厚生労働省・経済産業省「インターンシップを始めとする学生のキャリア形成支援に係る取組の推進に当たっての基本的考え方」(2022-06-13 改正)/ 東北大学キャリア支援センター「インターンシップガイド」(類型の整理)/ マイナビ「2026 年卒 大学生キャリア意向調査 10 月中旬」。集計: 受信箱の読み取り専用コピー、2026-10-31 時点。