「3 年で 3 割辞める」は平均の話。厚生労働省の最新の集計(2026 年 10 月発表)で、2023 年 3 月に大学を卒業して就職した人の 3 年以内離職率は **31.2%**。業界ごとに分けると、11.8% から 49.9% まで開く。

## 業界別(大卒、2023 年 3 月卒)

```bar
宿泊業、飲食サービス業 | 49.9
生活関連サービス業、娯楽業 | 49.8
教育、学習支援業 | 42.3
医療、福祉 | 39.1
小売業 | 38.1
サービス業(他に分類されないもの) | 36.8
不動産業、物品賃貸業 | 33.6
学術研究、専門・技術サービス業 | 30.6
運輸業、郵便業 | 28.2
建設業 | 26.8
卸売業 | 26.4
情報通信業 | 25.5
金融業、保険業 | 21.5
製造業 | 18.8
電気・ガス・熱供給・水道業 | 11.8
```

単位は %。就職者数 1 万人未満の業界(鉱業、複合サービス事業ほか)は省いた。

## 1 年目で辞める割合

3 年以内の離職のうち、1 年目までに辞めた人の割合:

| 業界 | 1 年目まで | 2 年目まで | 3 年目まで |
|---|---|---|---|
| 全体 | 10.9 | 21.8 | 31.2 |
| 宿泊業、飲食サービス業 | 20.1 | 37.5 | 49.9 |
| 教育、学習支援業 | 18.2 | 30.5 | 42.3 |
| 情報通信業 | 7.2 | 16.0 | 25.5 |
| 製造業 | 5.3 | 12.1 | 18.8 |

単位は %。どの業界でも、1 年ごとにほぼ同じ幅で増えていく。

## 情報通信業の中身

IT 系が入る「情報通信業」は 25.5% で、全体より 6 ポイント低い。就職者数は 53,587 人で、医療・福祉(69,844 人)、製造業(65,754 人)に次いで 3 番目に多い。

この分類には、ソフトウェア開発、受託開発(SIer)、通信、放送、出版、Web サービスなどがまとめて入っている。この表では、その中の内訳は分からない。

## 会社の規模で見ると

業界より大きく開くのは、事業所の規模。

```bar
5 人未満 | 58.2
5 〜 29 人 | 50.6
30 〜 99 人 | 39.7
100 〜 499 人 | 31.7
500 〜 999 人 | 29.0
1,000 人以上 | 24.2
```

単位は %(大卒、2023 年 3 月卒、3 年以内)。

## 20 年の推移

```bar
2003 年卒 | 35.8
2006 年卒 | 34.2
2009 年卒 | 28.8
2012 年卒 | 32.3
2015 年卒 | 31.8
2018 年卒 | 31.2
2021 年卒 | 34.9
2022 年卒 | 33.8
2023 年卒 | 31.2
```

単位は %(大卒、3 年以内)。3 年ごとに抜き出し、直近 3 年は毎年。おおむね 3 割前後で動いている。

## 数字の作り方

- 会社がハローワークに出す雇用保険の加入届から、生年月日と加入日で「新卒の大卒」と推定した人を数えている。
- **事業所**単位で数える。入社した事業所を離れれば、理由や次の仕事にかかわらず離職に入る。グループ会社への転籍なども離職として数えられる場合がある。
- 業界は事業所の産業分類。職種(エンジニアか営業か)では分かれていない。

## 1 社ごとの数字は

業界平均は会社を選ぶ材料としては粗い。応募しようとしている会社の「過去 3 年間の新卒採用者数・離職者数」は、学生から会社に求めることができる([職場情報の求め方](#/a/wakamono-koyou))。

<p class="note">出典: 厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況」(令和 8 年 10 月発表分)/ 同「新規大学卒業就職者の産業別離職状況」「新規大卒就職者の事業所規模別離職状況」の表から計算。2026-10-31 確認。</p>
